抗加齢医療のための活性酸素センサLSIの開発 のバックアップ差分(No.2)


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 [[Proxi-Vision センサ]]
 
 [[研究テーマ]]
 
 Proxi-Visionは、センサチップ上に乗った微小物体の形状を画像データとして出力するセンサLSIです。原理は、未公開特許なので、ネット上では伏せておきます。発案当初は簡易的な顕微鏡や高精度な指紋センサとして開発していたのですが、微粒子や微細ごみの検出、金属表面や薄膜材料の凹凸、マイクロマシンの位置制御などに応用可能だと思われます。単体センサの性能はすでに確認済みですが、原理的に高精度位置測定や画像化に向いた方式ですので、大規模集積化したセンサの開発とPCに接続した全体システムの開発を進めて行く予定です。
 
 マイクロESR(u-ESR)センサは、物質中の電子の磁石としての性質を利用して、フリーラジカルと呼ばれる化学反応性を持った分子やイオンの種類と量を検出できるセンサです。原理は、電子スピン共鳴(ESR)と呼ばれる従来からある測定原理を利用していますが、巨大な装置になってしまうため、チップ上に乗せられるように測定方式を工夫しました。具体的な方法は、特許申請中なので、ネット上では伏せておきます。
 
 このセンサは、例えば注射器に取り付けて、細胞や血液中の生物質や、生体中の活性酸素、過酸化脂肪などを調べることができるため、薬品の効果や化学反応経路を追跡するための重要な技術です。マイクロESRセンサチップの実用化のために、無線通信システムでも使用されるFractional-N PLLや高精度位相検出器といった回路を開発する予定です。
 
 
 ※ 電子は、電荷と磁荷(正確には磁気能率)を持っています。