高度道路交通システム対応超広帯域低雑音伝送LSIの開発 のバックアップの現在との差分(No.3)


  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
[[研究プロジェクト]]:
 [[高度道路交通システム対応超広帯域低雑音伝送LSIの開発]]
 
 高齢者や交通弱者の安全確保、人と物の効率的移動、公共交通網の快適化、移動中の情報環境の高品質化、CO2の削減などを目指して、交通システムの電子情報化が本格化しています。すでに自動車には、ITS, VICS, GPS, WiMAX, DSRCなどの多くの通信規格が混在実装されていますが、これらの全てに対応するためには、5.8GHzもの超広帯域ネットワークが必要となります。しかし、伝送帯域とその他の通信性能は両立が難しく、これらの通信を統合するLSIや伝送技術の研究は始まったばかりです。小さなアイデアが交通システムの大きな発展につながる、刺激的な研究分野の一つといえるでしょう。
 現在、日本では「世界一安全な道路交通社会」の実現に向けてITS(Intelligent Transport Systems/高度道路交通システム ※1)の研究が大学、国家機関、民間企業等で行われています。また、このITSの効果を総合的に発揮させるためのプラットフォームとして、スマートウェイという構想があり、「負の遺産の精算(交通事故、環境負荷等)」、「高齢者のモビリティ確保」、「豊かな生活・地域社会」、「ビジネス環境の改善」の実現を目指しています。
 
 本研究テーマでは、これらのデータ通信を統合することを将来の目標として、信頼性の高い高周波伝送を行うための低雑音伝送LSIを開発します。当該分野を専門とする民間企業と協力して今年度から新規に立ち上げる研究プロジェクトです。
 本研究プロジェクトは、高度交通システムの実現に不可欠な、高信頼性低雑音伝送LSIを開発することを目的としています。当該分野を専門とする民間企業と協力して、立ち上げる準備を開始しました。あなたのアイデアが日本の交通システム発展につながるかもしれません。
 
 ※1 ITS(Intelligent Transport Systems/高度道路交通システム
  最先端の情報通信技術を用いて人と道路と車両とを情報でネットワークすることにより、交通事故、渋滞などといった道路交通問題の解決を目的とした新しい交通システムです。
 
 #ref(./its02.jpg,around);
 #ref(./its01.jpg);
 出展:ITS高度道路交通システムホームページ
  http://www.nilim.go.jp/japanese/its/index.htm