Proxi-Vision センサ のバックアップ差分(No.2)


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 担当教員からのメッセージ---
 Proxi-Visionは、センサチップ上に乗った微小物体の形状を画像データとして出力するセンサLSIです。原理は、未公開特許なので、ネット上では伏せておきます。発案当初は簡易的な顕微鏡や高精度な指紋センサとして開発していたのですが、微粒子や微細ごみの検出、金属表面や薄膜材料の凹凸、マイクロマシンの位置制御などに応用可能だと思われます。単体センサの性能はすでに確認済みですが、原理的に高精度位置測定や画像化に向いた方式ですので、大規模集積化したセンサの開発とPCに接続した全体システムの開発を進めて行く予定です。
 
 MeRLでは、VLSIのアーキテクチャと応用システムを開発しています。つまり、VLSIの内部構成と外側のシステム全体の両方を研究対象にしています。ですから、既存のVLSIでシステムが作れるなら市販のVLSIやソフトウエア開発環境を利用してシステムを開発しますし、既存のVLSIやソフトウエアで実現できないシステムは、VLSIの内部から設計を行い、日本、台湾、オーストリアなどの半導体メーカで製造してシステムを完成させます。一般に、先端的なVLSI内部の設計をゼロから行うためには、高度な先端技術に関する知識、既存設計技術の蓄積、および数理科学や物理学の深い知識が必要ですので、実用的なVLSIを開発できる研究室は、あまり多くはありません。一方、集積回路を用いた応用システムの開発には、単なるハードウエア/ソフトウエア設計の知識だけではなく、知的財産やビジネスにつながる発想力が要求されますので、普段から広い視野を持ち、見聞きした話は貪欲に利用するという姿勢が必要です。
 
 MeRLは、基礎研究も行っていますが、特にIT・半導体業界や知的財産の業界で有名な研究室です。卒業生は、半導体メーカのシステムLSI設計部門、自動車やセットメーカのシステム開発部門で活躍しています。近年は、ITベンチャー企業からも求人があります。
 
 VLSIやCADのマニアになりたい人、新しいシステムや概念の実用化を経験したい学生は、是非MeRLの仲間に入ってください。