[[研究プロジェクト]]: [[人工触覚毛LSIおよび触覚の2次元画像化技術の開発]] 触覚は、身体が感じる応力から対象物体の形状や動きによって生成される3次元空間情報です。既に、ロボットやマニュピレータに使用するためにいろいろな応力センサが開発されていますが、難しいのは空間情報をどうやって取得するかということです。センサが小型であること、電源と応力データが無線で伝送できることが必要になります。 この研究プロジェクトでは、1個のセンサで物体の運動を認識するために必要な6次元の応力情報を取得し、2次元の画像パターンとしてディジタル出力する触覚センサを開発します。このセンサを、人工皮膚に多数埋め込んで、精密な触覚を3次元立体画像として生成することが最終目標です。人間の触覚の最小限界を超え、風を感じることができる触覚を実現したいと考えています。 この研究プロジェクトでは、1個のセンサで物体の運動を認識するために必要な6次元の応力情報を取得し、2次元の画像パターンとしてディジタル出力する触覚センサを開発します。このセンサを、人工皮膚に多数埋め込んで、精密な触覚を3次元立体画像として生成することが最終目標です。人間の触覚の最小限界を超え、風を感じることができる人工触覚を実現したいと考えています。 原理的には、人工触覚毛の動きを、微小変位センサの上に植毛してその動きを検出します。微小変位センサは、高周波LSI技術により、1um以下の微小な物体の動きを高精度に検出する技術で、MeRLの特許技術です。この研究プロジェクトでは、人工触覚毛の動きを捉えるのに最適な、微小変位センサの設計と試作からはじまり、人工触覚毛の作製、画像表示システムの開発までを行います。今年度から始める新しい研究テーマです。 MeRLで開発した微小変位センサLSI #ref(./P2240266S150.jpg,around); 人工皮膚のイメージ(PPS社より拝借) #ref(./PPS1.jpg,around);