アセンブリレベル合成による設計環境の作成 のバックアップ差分(No.2)


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 [[プラズマ発光センサ]]
 
 [[研究テーマ]]
 
 
 人間は正確に色を見分けていますが、スペクトルを調べているわけではありません。3種類のカットオフ周波数を持つ光センサ(網膜視細胞)の信号から色情報を作り出しているわけです。色情報はスペクトルよりも高次の情報ですが、人間は色と質感(色の分布)によって正確に物質の種類や状態を見分けることができます。
 アセンブリレベル合成ツールは、MeRLで開発したアセンブリ言語からHDL(ハードウエア記述言語)記述を自動生成するCADツールです。この特許は、2006年度パテント・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。実用化のためには、まだ、性能評価が不十分で、Bach-C, Handel-Cなど他社製品との性能比較を行いたいと思います。また、SystemVerilog, System-Cなどの他言語との違いも明確にする必要があります。
 
 皆さんは、化学の実験で、炎色反応を調べたり溶液の色によって、イオンの種類や価数を調べたことがあると思います(知らないという人は、高校の未履修問題の対象者ということになります)。同様に高精度な色センサを用いれば、物質を見分けることができるはずです。このテーマは、産業応用や化学分析での利用を想定して、高周波プラズマ発光分析システムをチップに載せてしまおうという計画です。
 また、このツールを広くユーザに使用してもらうために、C言語やBASICなどの高位言語から合成可能なHDL記述を得るまでの開発環境を整えること、チュートリアルおよびヘルプの整備、無料配布のための機能制限バージョンの開発、VDECでの講習会を実施したいと考えています。協力してくれる人を求めます。