MeRLの研究目標 のバックアップ差分(No.2)


  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
 [[MIMOを用いたセンサネットワーク]]
 
 [[研究テーマ]]
 
 MIMOは同一周波数で多数のチャンネルを確保する新しい通信方式です。通常なら混信してしまう信号を、特殊な信号処理により通信を可能にします。それを使ったセンサネットワークのシステムを構築しています。現在、シミュレーションは成功し、ディスクリート部品を使った通信実験を行っています。今後、送受信機のIC化を行う予定です。
 担当教員からのメッセージ---
 
 MeRL(集積回路工学研究室)では、VLSIのアーキテクチャと応用システムを開発しています。つまり、VLSIの内部構成と外側のシステム全体の両方を研究対象にしています。ですから、既存のVLSIでシステムが作れるなら市販のVLSIやソフトウエア開発環境を利用してシステムを開発しますし、既存のVLSIやソフトウエアで実現できないシステムは、VLSIの内部から設計を行い、日本、台湾、オーストリアなどの半導体メーカで製造してシステムを完成させます。一般に、先端的なVLSI内部の設計をゼロから行うためには、高度な先端技術に関する知識、既存設計技術の蓄積、および数理科学や物理学の深い知識が必要ですので、実用的なVLSIを開発できる研究室は、あまり多くはありません。一方、集積回路を用いた応用システムの開発には、単なるハードウエア/ソフトウエア設計の知識だけではなく、知的財産やビジネスにつながる発想力が要求されますので、普段から広い視野を持ち、見聞きした話は貪欲に利用するという姿勢が必要です。
 
 MeRLは、基礎研究も行っていますが、ここ数年は、特に半導体業界や知的財産関係者の間で有名な研究室です。多くの卒業生は、半導体メーカのシステムLSI設計部門、自動車やセットメーカのシステム開発部門で活躍しています。近年は、ITベンチャー企業からも求人があります。
 
 VLSIやCADのマニアになりたい人、新しいシステムや概念の実用化を経験したい学生は、是非MeRLの仲間に入ってください。